
焼肉といえば、香ばしい香りとあふれる肉汁が食欲をそそる、まさに五感で楽しめる料理です。その美味しさをより引き立てるには、「焼き方」が意外と重要なことをご存じでしょうか?
火加減や焼く時間、ひっくり返すタイミングなど、ちょっとした違いで味や食感がぐんと変わってしまうことも。
この記事では、焼肉をもっと美味しく楽しみたい方に向けて、部位ごとの焼き方のポイントをわかりやすくご紹介します。初心者の方でも試しやすいコツや、よくある失敗を防ぐポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
焼肉をもっと楽しむために、まずは基本の「焼き方」からチェックしていきましょう!
目次
焼肉の焼き方ガイド|人気部位を美味しく焼くコツ

焼肉を楽しむうえで欠かせないのが、タン・ハラミ・カルビといった人気の定番部位。どの焼肉店でもおなじみのメニューですが、それぞれに合った焼き方があることは意外と知られていません。実は、ちょっとした火加減やタイミングの工夫で、味わいや食感がぐっと変わるのです。
ここでは、焼肉ビギナーから中級者の方に向けて、各部位に適した基本の焼き方をご紹介します。お店で楽しむときはもちろん、ご自宅のホットプレートや卓上グリルでもすぐに活用できる内容です。
次の焼肉タイムがもっと楽しく、美味しくなるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
■ タン
~サッと炙って香ばしさを引き出す~

タンは、牛の舌の部位で、コリコリとした独特の歯ごたえとさっぱりとした味わいが特徴。
タンは、焼きすぎるとすぐに硬くなってしまう部位のひとつです。片面に焼き色がついたら、すぐに裏返し、もう片面は軽く炙る程度にとどめましょう。薄切りのタンなら、網にのせて10秒〜15秒程度が目安。レモン汁でさっぱりと仕上げるのもおすすめです。
■ ハラミ
~ジューシーさを残すための火加減~

ハラミは、牛の横隔膜についている筋肉の部位で、焼肉店で人気の希少部位。
赤身の旨味と脂のバランスが絶妙なハラミは、しっかり火を通したい気持ちになりますが、焼きすぎは禁物。中火〜強火で表面を焼き固め、肉の弾力が出てきたら裏返します。ミディアムレア〜ミディアム程度を目安に、旨味を閉じ込める焼き方を意識しましょう。
■ カルビ
~脂を落としすぎない網使いのコツ~

カルビは、韓国語で「アバラ(肋骨)」を意味し、焼肉ではアバラ周辺のバラ肉を指します。
脂の乗ったカルビは、しっかりと焼き目をつけたい部位ですが、網の中央に置いてしまうと脂が落ちすぎてしまい、旨味が逃げてしまいます。網の外側をうまく使って焼き、焦げすぎないように途中でこまめに位置を変えながら焼くのがポイント。香ばしさとジューシーさを両立させましょう。
定番部位でも、焼き方次第で美味しさに大きな差が出ます。次は、ホルモンの焼き方について見ていきましょう。
ホルモン焼肉ぶち直伝|ホルモンの美味しい焼き方
ホルモンは、焼肉の中でもとくに焼き方ひとつで仕上がりが大きく変わる部位です。
火を入れすぎると硬くなり、焼きが甘いと独特の臭みが残る。そんな繊細さこそが、ホルモンを焼く難しさであり、楽しさでもあります。
このセクションでは、七輪炭火でホルモンを美味しく仕上げるためのコツをご紹介します。表面はカリッと香ばしく、中はぷりぷりでジューシー。そんな理想的な仕上がりを目指すために、基本の焼き方をひとつずつ確認していきましょう。
■ ホルモン
~カリッと香ばしく、ぷりぷりジューシーに焼くコツ~

ホルモンには皮側と脂側があり、焼き始めは皮側から網に乗せるのが基本です。皮がカリッと香ばしくなるまで焼いたら、裏返して脂面をじっくり火にかけます。脂側は焦げやすいため、焼き加減をこまめにチェックしながら半透明になるまで焼くのが目安です。
炭火の遠赤外線効果によって、ホルモンの表面のたんぱく質が素早く焼き固まり、内部の肉汁が閉じ込められるため、外はカリッと香ばしく、中はとろけるような口当たりに仕上がります。
焼き上がったら、ホルモン専用のタレをさっと絡めて味わうのもおすすめです。香ばしさと脂の旨味が絶妙に調和し、思わず箸が止まらなくなるおいしさに。味はもちろん、ぷりぷりの食感や栄養価の高さも、ホルモンの魅力です。
■ 牛ハツ
~レアで楽しむ、鮮度勝負の焼き方~

牛ハツは心臓の部位にあたる希少な内臓肉で、クセが少なく、歯切れの良さとあっさりした味わいが特徴です。鮮度が高いほど美味しさが引き立つ部位のため、焼きすぎには注意が必要です。
基本的には、生でも食べられるほどの食材なので、表面に火が通る程度で仕上げるのが理想です。おすすめの焼き加減はレアからミディアムレア。ハツの表面に軽くふくらみが出てきたら、ちょうどよく焼けてきたサインです。中がまだほんのりピンク色をしているくらいが、最もジューシーで香りも引き立つ状態といえるでしょう。
ホルモン焼肉ぶちでは、牛ハツを冷凍せず、生のまま仕入れて提供しています。一頭からわずか2キロほどしか取れない貴重な部位を、鮮度を損なわずに味わえるのも魅力のひとつです。ハツの持ち味であるやわらかさと香りを楽しむには、焼きすぎないことが何より大切です。ぜひ、鮮度の良さが生きる絶妙な焼き加減で味わってみてください。
■ 上ミノ
~香ばしさと歯ごたえを引き出す焼き方~

上ミノは、牛の第一胃にあたる部位で、独特のコリコリとした食感が特徴です。しっかりとした歯ごたえを楽しめる反面、焼き方によっては硬くなりすぎてしまうこともあるため、火加減には少し工夫が必要です。
まずは強火で表面を一気に焼いて、香ばしい焼き色をしっかりとつけるのがポイントです。そのあと、網の上でコロコロと転がしながらじっくりと火を通していきます。外側がカリッと香ばしく、中はジューシーさを残した状態に仕上げることで、上ミノならではの弾力と旨味を楽しめます。
焼きすぎると硬くなりやすいため、表面がカリッと焼けたタイミングで火を弱めながら焼き加減を調整するのがおすすめです。香ばしさと歯ごたえが一体となった上ミノの美味しさは、一度覚えたらやみつきになります。
焼肉の焼き方に関するよくある質問(FAQ)
焼肉をもっと楽しむために、「これってどう焼けばいいんだろう?」と迷った経験はありませんか?
このパートでは、焼き加減や網の使い方など、よくある疑問をわかりやすくまとめました。
初めて焼肉を焼く方も、より美味しく仕上げたいという方も、ぜひ参考にしてみてください。
❓ ホルモンってどこまで焼けばいい?
ホルモンはしっかりと火を通す必要がありますが、焼きすぎると固くなってしまいます。
焼き上がりの目安は「脂身側がほんのり透明になり、全体にハリが出てきた頃」。表面はカリッと、中はぷりっとした食感が楽しめるくらいがベストです。香ばしい香りが立ち上がってきたら、食べごろのサインです。
❓ 網がすぐに焦げついてしまうときは?
タレの糖分や脂が炭に落ちて炎が上がることで、網が焦げつきやすくなります。
あらかじめ牛脂を網に塗っておくと、食材がくっつきにくくなり、焦げつきも防げます。また、網の位置をこまめにずらしたり、火力の強い部分を避けるのも効果的です。焼き続けているうちに汚れが溜まってきたら、こまめに網を交換するのもおすすめです。
❓ 焼く順番って、決まってるんですか?
厳密なルールはありませんが、焼きやすさや網の状態を考えると、順番に少し気を配ると快適です。
脂の少ない部位(タンや赤身)からスタートし、その後に味付き肉や脂の多いホルモン系を焼くのが理想的。網が汚れにくく、それぞれの部位の美味しさも引き立てやすくなります。
❓ 焼き方に自信がなくても大丈夫?
はい、大丈夫です。火加減を意識するだけでも、ぐっと仕上がりが変わります。
まずは強火で表面に焼き色をつけ、中火〜弱火でじっくりと火を通すのが基本。焼きすぎが心配な方は、薄めのお肉で焼き色の変化を見ながら感覚をつかむのがおすすめです。
ホルモンやハツのように焼き加減が難しい部位は、あらかじめ焼き方のポイントをチェックしておくと安心して楽しめます。
焼き方と味にこだわる人が通う、博多の焼肉店
「ホルモン焼肉ぶち」の魅力 ― 素材にこだわる、本格炭火焼肉

焼肉は、焼き加減ひとつで味も食感も変わる奥深い料理。
そんな“焼き方”にも“味”にもこだわりたい人にこそ選ばれているのが、「ホルモン焼肉ぶち 博多大名店」です。
地下鉄赤坂駅から徒歩5分、地下鉄天神駅から徒歩7分という好アクセスで、落ち着いた空間の中、
炭火の七輪で、鮮度抜群の肉を自分のペースでじっくり焼き上げる――そんな贅沢な時間を味わえるのも、この店ならではの魅力です。
仕入れは鹿児島の契約農家を中心に一頭買い。生産者の顔が見える安心なルートで厳選され、自社工場で丁寧に処理されたホルモンや和牛は、どれも鮮度抜群。焼くことで引き出される脂の香ばしさや食感の違いを、炭火七輪で実感できるのが特徴です。
注文するならこれ!ホルモン焼肉ぶちの人気メニュー

まず味わっていただきたいのが「特選ホルモン」。
脂の旨味がしっかり感じられる部位で、炭火で焼くことで香ばしさととろけるような食感が際立ちます。お店特製のホルモン専用つけダレをたっぷり絡めれば、さらに香りとコクが引き立ち、やみつきになる味わいに。
迷ったときには「ホルモン盛り合わせ」もおすすめです。
その日おすすめの新鮮な内臓肉を数種類セレクトしており、食べ比べを楽しみたい方にもぴったりの一皿。
タレは、コク深い“赤ダレ”と、さっぱりとした“白ダレ”の2種類からお選びいただけます。お酒を片手にじっくり味わうのも、ごはんと一緒にしっかり食べるのも、どちらにもよく合います。
そして外せないのが「ぶちうまカルビ」。
赤身と脂のバランスが絶妙で、ひと口食べれば口の中にジューシーな旨味が広がります。お米との相性も抜群で、焼肉の定番として外せない一皿です。
炭火で焼き加減を自分好みに調整しながら、それぞれの部位が持つ個性をしっかりと味わえる。
そんな焼肉の醍醐味をしっかり堪能できるメニューをご用意しています。
まとめ|焼き方ひとつで、焼肉はもっと美味しくなる

焼き方のちょっとした工夫を知るだけで、焼肉の楽しみ方はぐんと広がります。
タンやハラミ、ホルモンなど、部位ごとの焼き加減にこだわることで、味わいや食感の違いをより深く味わえるようになります。
「もっと美味しく焼肉を楽しみたい」――そう感じたら、実際にその違いを体験してみるのがおすすめです。
博多・大名の「ホルモン焼肉ぶち」では、炭火の七輪でじっくり焼き上げながら、自分好みの焼き加減を見つけることができます。落ち着いた空間の中で、焼肉本来の魅力をじっくりと味わっていただけます。
焼き方ひとつで変わる焼肉の奥深さ、ぜひ一度ご体感ください。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。